彼氏を束縛する彼女の心理は？
こんにちは、バツイチ文筆家のきのコです。バツイチだからこそ分かる、結婚のコト。結婚について、恋愛について、パートナーシップについて、私なりの考えをお伝えしていきたいと思います。
今回のテーマは、「束縛する彼女の心理」。相談者さんは、婚活サイトでマッチングをした 2 歳年下の女性と付き合うことになった男性の方です。
彼女が彼氏を束縛する心理は？
付き合って 2 ヵ月経ちますが、最近友人との飲み会に行くたびに彼女の機嫌が悪く、ケンカになることが多いんだそうです。飲みにいくのは学生の頃の気が知れた友人数人で、飲み会には女性もいるけれど、彼氏や夫がいる人がほとんど。
「仮にいなかったとしても女性として見ていないので浮気をすることは絶対にない」と力説する相談者さん。それを説明しているにも関わらず、飲み会にいくとなるといつも彼女が不機嫌になることに疲れてきてしまったとか……。
「確かに自分に女友達は多いけれど、浮気の心配がないのになぜ彼女は束縛するのか。彼女の心理が知りたい」とのご相談です。
彼氏が友人と飲みに行くといっても、不機嫌になる彼女もいるし、ならない彼女もいます。彼氏の飲み会に対して不機嫌になる彼女の心理は、どういったものなのでしょうか。
ひとつには、「自分に自信がないから」という理由が挙げられます。自己肯定感が低くて、「私なんかどうせ……」と思ってしまっている。そして、自分の自信のなさで心にぽっかり開いた穴を、彼からの愛情で埋めようとして、もっと！もっと！と愛を欲しがり、彼の愛（というか、友情も含めた、他人に対する好意）が他人に向くことを許さないのです。
自分に自信がないから、自分を愛してくれる彼に対して、「私を愛してくれるのはこの人だけ」「誰かに取られたら、私には何もなくなってしまう！」と思いつめ、依存してしまうのです。
また、自分に自信がない人は「傷つくのが怖い」という不安に振り回されてしまいます。自信がないと、傷ついた自分を自分で癒すことができないからです。
だからわずかな傷つく可能性も潰そうとするあまり、つい彼を束縛するという行動につながってしまうのです。
束縛する彼女への対処法は？
まず、普段から彼女に愛情表現をしましょう。派手なプレゼントや豪華なデートでなくていいのです。
こまめに「好き」「愛してる」「ありがとう」などの言葉をかけること。彼女をこまめに褒めて、自信をつけて精神的に自立できるよう支えていきましょう。自立した大人同士として適切な距離感でいることが、健康的な関係のカギです。
それから、未来の話をすることも効果的です。「お互いの関係性や生活をこうしたいと思っている」という話をすることが、信頼関係を築いていく手がかりとなります。
なんにせよ一番大事なのは、本音でとことん話し合うことです。その場のケンカが収まればOK、ではなく、根本的に「なぜ、彼がこういう行動をとると、彼女はこういう気持ちになるのか」に対して、二人でじっくり向き合いましょう。
お付き合いを長続きさせるために男性がするべきことは？
そもそもですが、「お付き合いを長続きさせる」こと自体は、目標ではありません。それはカップルであっても、夫婦であっても、同じことです。
まずは、「自分はこの人とこれからも長いあいだ一緒にいたいか？」と自らに問いかけましょう。答えがYesなら、今度は「なぜ、お付き合いを長続きさせたいのか？」です。
彼女とのお付き合いに限らず、自分は他人とどのように関わり合い、どのような人生を送ってゆきたいのか、どういう老後、どういう死に方なら幸せな大往生だと思えるか、じっくりと考えてみましょう。
そしてその上で「この人とのお付き合いを長続きさせることが、自分の人生にとって大切なことだ」と思えるなら、そのために頑張ればよいのです。
繰り返しますが、大切なのは「本音の話し合い」です。これには2つのステップがあると思っています。
まずは、「自分の気持ちを、率直に伝える」「相手の気持ちも、率直に伝えてもらう」が第1ステップ。それができたら、第2ステップとして、冷静に話し合って、具体的な解決策を一緒に探しましょう。
心地よい関係を築くために
最初から「冷静な解決策の話し合い」を始めたい気持ちは分かるのですが、ちょっと待って。あくまでも、「お互いの気持ちを受け止めあう」ことが先決です。
感情を適切に表現しあい、受け止めあうことができていない状態で無理やり冷静に話し合いをしようとしても、気持ちのモヤモヤが胸の中に残ってしまいます。
「男性には女性の行動は理解しがたい」と思うこともあるでしょう。けれど、「男性と女性では考え方が違う」という男女のカテゴライズはいささか雑かと思います。男女が違うというより、人間なんて一人ひとり違っていて当たり前なのです。
そのうえで、なぜあなたの彼女があなたを束縛するのかを理解し対処することで、心地よい関係を築いていくことができますよ。
本音で話し合える
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